待機児童ゼロへのヒント:スウェーデンの成功事例
- 2024.6.28
- ブログ
こんにちは、皆さん!
群馬県高崎市吉井町生まれ、坊主の長さは10ミリ、ARIGATO COMPANY社員の有賀十之助(ありがとうのすけ)です!
突然ですが、これから僕が、子どもを取り巻く環境について知らないことをありかん君に色々聞きながら勉強して、発信していくよ!
よかったら読んでね
今日は待機児童が少ない国がどのような対策をしているのかについて、アリカンくんと話した内容をシェアしたいと思います。ぜひご覧ください。
十之助: 待機児童が少ない国ってどんな対策をしているんだろう?
ありかん君: 例えばスウェーデンは待機児童がほぼゼロの国として知られているよ。保護者が保育園への入園を申し込んだら3〜4ヶ月以内に入園できるようにする法律があるんだ。
十之助: それはすごいね。その法律はいつからあるの?
ありかん君: スウェーデンでは1975年に「就学前学校法」が制定され、幼稚園と保育園をまとめて「就学前学校」として扱うようになったんだ。1998年には保育園が社会省から教育庁の管轄に移動し、保育の質も向上したんだよ。
十之助: なるほど。それで保育士の社会的ステータスも上がったのかな?
ありかん君: そうだね。保育士の給与も上がって、一般の保育士は月給25〜32万円、大学を卒業したティーチャーは月給35〜40万円程度だよ。
十之助: 日本と比べて配置基準(※1)はどうなの?
ありかん君: スウェーデンでは1クラスにおよそ3人の大人がいて、1〜3歳の子どもは12人、4〜5歳の子どもは15人が1クラスなんだ。0歳〜2歳までの配置基準は日本とあまり変わらないけど年中年長児の配置基準(※1)はスウェーデンのが充実していることがわかるね。
また幼児を持つ親は6時間勤務にしてもいいと法律で保障されているから、長時間保育園に預けることが少ないんだよ。
十之助: それなら保育士不足も解消できそうだね。
ありかん君: そうなんだ。他国と比べても、日本よりは潤沢な配置になっているんだよ。OECD平均では保育士1人に対し子どもは18人が上限だしね。
十之助: なるほど。日本でも保育士の増加は重要な課題だね。
ありかん君: そうだね。バスに園児が置き去りにされる事件もあったから、保育士の増加は本当に必要だよ。
十之助: スウェーデンのような仕組みを日本でも導入できればいいのにね。
ありかん君: その通りだね。保育士の労働環境の改善と、質の高い保育と充実した配置基準(※1)が、待機児童問題の解決に繋がるんだろうね。
最近76年ぶりに 4、5歳児に対する保育士の配置基準が見直しされたのでそれについても今度教えてあげるね。
十之助: ありかん君とても勉強になったよ!ありがとう
最後まで読んでいただきありがとうございます!待機児童問題についての理解が深まったでしょうか?今後も子どもを取り巻く環境に関する情報を発信していきますので、よろしくお願いします。それでは、また次回お会いしましょう!
※1 配置基準とは、子どもの年齢ごとに定められた、最低限必要な保育士の人数を指しています。子どもの安全を確保し、保育の質を維持するための基準です。